Google OAuth (mac)
Google Tasks OAuth クライアント設定(macOS)
ptune-log プラグインで Google Tasks と連携するには、
Google Cloud Console 上で OAuth クライアント ID と クライアントシークレット を発行し、
Obsidian プラグインに設定する必要があります。
このドキュメントでは、その手順をステップごとに解説します。
1. OAuth 認証とは?
OAuth は、Google アカウントの情報へ安全にアクセスするための仕組みです。
ptune-log では、Google Tasks にアクセスするために
あなた専用の認可情報(クライアントID & クライアントシークレット) を使用します。
Google OAuth は初期状態では テストモード で動作します。
個人利用であれば テストモードのままで問題ありません。
補足:テストユーザー設定が必須
- Google の OAuth 同意画面は「テスト」モードのまま使用します
- 代わりに、自分の Gmail アドレスを テストユーザーとして追加 する必要があります
- 追加されていないアカウントで認証すると 403 エラー になります
- 一般配布する場合は別途「OAuth 公開申請」が必要です
2. Google Cloud プロジェクトの作成
- Google Cloud Console にアクセス
https://console.cloud.google.com/ - 右上の 「プロジェクトの選択」 → 「新しいプロジェクト」 をクリック
- 任意のプロジェクト名を入力し作成します
- 作成後、必ずそのプロジェクトを選択した状態にします

3. Google Tasks API の有効化
- 左上メニューより APIとサービス → ライブラリ を選択
- 「API とサービスを検索」に
Tasks APIと入力 - 表示された Google Tasks API をクリック
- 「有効にする」 を選択

4. OAuth 同意画面の設定
- APIとサービス → OAuth同意画面 を開き、「開始」をクリック
- 以下を入力:
アプリ情報
- アプリケーション名:
ptune(任意) - ユーザサポートメール:自分の Gmail アドレス
対象ユーザー
- 外部 を選択
連絡情報
-
メールアドレス:自身の Gmail アドレス
-
内容を確認して保存のうえ完了します
5. OAuth クライアント ID の作成
- APIとサービス → 認証情報 → 認証情報を作成 → OAuth クライアント ID
- アプリケーションの種類 → デスクトップアプリ を選択
- 名前は既定値(例:
デスクトップアプリ :: 1)のままで OK - 作成すると、クライアントID と クライアントシークレット が表示されます

6. テストユーザーの追加
- APIとサービス → OAuth同意画面 → 対象ユーザー を開く
- 「テストユーザー」 → 「追加」をクリック
- 自身の Gmail アドレスを入力し保存
7. Obsidian プラグインへの設定
- Obsidian の
ptune-logプラグイン設定画面を開く - Windowsアプリで認証を行うを無効化
-
以下の値を入力:
-
Google Client ID:発行したクライアント ID
-
Google Client Secret:発行したクライアントシークレット
-
「認証開始」 をクリックするとブラウザで Google 認証画面が開きます
- 認証が成功すると、Google Tasks の読み書きが利用可能になります

8. トラブルシューティング
-
無効なクライアントID / シークレット
→ 貼り間違い、または Cloud Console でプロジェクトが切り替わっている可能性あり -
許可が拒否されましたエラー
→ テストユーザーに Gmail を追加していないと発生 -
403 / 401 Unauthorized
→ スコープ漏れや認証期限切れ。再認証で解決することが多い